聖櫃と聖ペトロ像

 「汝はペトロなり」
天国の鍵を手にした等身大の聖ペトロ像。
1923年(大正12年)関東大震災により旧聖堂、旧司教館他の建物はすべて崩壊、焼失してしまう。
わずかに昔日の面影を語るものは、表通りに沿ったレンガ塀の基礎と、崩れ残り焼け残った門衛の住居の一部だけで、その他はいかなる記念品も、宝物も挙げてことごとく滅びてしまった。その中でただ一つ聖ペトロの石膏像があの大地震にも壊されず、あの猛火にも焼けずして、不思議にも無事に残り、旧聖堂の遺品として現在も脇祭壇に安置されている。